さっぽろキャンドルナイトとは?
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さっぽろキャンドルナイトは、『1年中で一番昼が長い夏至の日、夜8時から10時の2時間、みんなで一斉に電気を消して、スローな夜を過ごそう。』という1000000人のキャンドルナイトの呼びかけに賛同し、札幌市内で開かれる様々な取り組みを、「広く市民に知らせる」ということで、「世界に誇れる環境文化都市さっぽろ」の実現を目指すものです。

2001年に、カナダで始まった自主停電運動は、日本では、当初100人程度の参加でしたが、2002年の実施を経て、2003年には「1000000人のキャンドルナイト」として、全国に呼びかけられ、500万人以上の参加がありました。『省エネ、平和、あるいは世界のいろいろな場所で生きる人々のこと・・・、一人ひとりがそれぞれの想いを胸に、ゆるやかにつながって「暗闇のウェーブ」を地球上に広げよう』というこの取り組みは、人と人、人と自然のつながりを見直すきっかけともなることから、多くの支持・共感を得、2004年には、その参加者が600~700万人にのぼったと言われています。環境省も連携し、夏至のライトダウンを呼びかけており、 昨年2011年夏至には、さっぽろテレビ塔、札幌市時計台、東京 タワーなど、全国約33,635の施設・企業・団体が消灯し、約73万kWhの電力削減に繋がったと報告されています。また、7月7日には、七夕ライトダウンも呼びかけられ、全国約37,738の施設・企業・団体が消灯し、約261万kWhの電力削減となったそうです。

札幌では、2004年、環境活動をしているさまざまな団体・個人が集まり、札幌市との協働のもと、実行委員会を結成し、夏至前後のキャンドルナイトイベント情報の集約・発信をおこない、企業やレストラン・カフェのご協力を得ながら、さっぽろキャンドルナイト2004を実施しました。札幌市が配布したキャンドルを灯したという小学生からは、「ろうそくの光がこんなに暖かく感じられたのは初めて」という感想をいただきました。同様な感想は、全国各地の参加者からも聞かれ、このキャンドルナイトで体験できる 「電気を消した静かな時間」 の持つ想像以上の深い意義を実感しているところです。これらの素晴らしい時間をより多くの方に持って頂くことが、私たち実行委員会の大きな目的です。

今年の夏至の日は、6月21日。キャンドルナイトの趣旨に賛同して、札幌市内でも、いろいろな催しや取り組みが行われます。さっぽろキャンドルナイトの主役は、イベントを開催する団体やレストラン、そこに参加される皆さん、お家で、電気を消してスローな夜を過ごす皆さん、ライトダウンを実施してくださるビルやお店等の方々などです。一人でも多くの方が、環境や平和、世界の人々のことに思いを馳せる静かで豊かな時間を持つ「キャンドルナイト」にご参加いただけるよう、そして、その取り組みを相互に実感できるよう、実行委員会として努力していきたいと考えています。
皆さまのご参加とご協力を心からお待ちしています。

さっぽろキャンドルナイト実行委員会
実行委員長 岡崎 朱実